私は数年前から投資はMT4で自動売買のみになっているので、裁量トレードに便利なMT4とかあまり興味なかったのですが、デモ口座開設の記事を書くのに調べていると、FXTF(FXトレード・フィナンシャル)のMT4が裁量トレードをするのに非常に便利なのではないかと思いこの記事を書くことにしました。
ん?MT4なのに他と違いなどあるのか?と思っている方もいると思います。MT4はFX業者ごとに若干カスタマイズされています。
FXTFのMT4は、インストールした時点で、FXTF専用のインジケーターやスクリプトなどがすでに多数入っています。
この中には、一般的なMACDのように2本のラインで表示されていて、その他にヒストグラムが表示されているタイプ(一般的にMACD2と呼ばれている?)のMACD、チャート上に別の通貨ペアを表示できるインジケーターや日本時間を表示するインジケーター、MT4の通常機能だけではできない一括決済のスクリプトなどが入っています。
FXTFのオリジナルツールは色々とあるのですが、その中の一部の使い方を説明したいと思います。
ここで説明しているインジケーターなどはFXTFのデモ口座での使用も可能です。
FXTFのデモ口座開設の仕方は「MT4のデモ口座の作り方」をご覧ください。
目次
FXTFのオリジナルインジケーター
FXTFのインジケーターは色々と入っているのですが、ここでは、2本のラインの他にヒストグラムが表示されているMACD_2line、チャート上に他の通貨ペアを表示できるインジケーター、日本時間を表示するインジケーターの説明をします。
FXTF-MACD_2lineの使い方
「インディケータ」内の「FXTF-MACD_2line」をチャート上にドラッグ&ドロップします。
「パラメーターの入力」タブを選択して、パラメーターを設定して「OK」ボタンを押します。
パラメーターは、普通のMACDと同じです。
このタイプのMACDを探している人も多いのではないでしょうか?
普通のMACDと同じように2本のラインで表示されていて、そのほかにヒストグラムが表示されています。
ヒストグラムはMACDとシグナルの差が表示されて、差が大きくなるほどヒストグラムの数値も大きくなります。
MACDがシグナルよりも上の時はヒストグラムの値が0より大きくなり、MACDがシグナルよりも下の時はヒストグラムの値が0より小さくなります。
チャート上に他の通貨ペアを表示できるインジケーター(FXTF – OverLay Chart)の使い方
画像はドル円のチャートです。
「インディケータ」の中の「FXTF – OverLay Chart」をドラッグアンドドロップします。
「パラメーターの入力」タブを選択します。
「OverlaySymbol」に表示したい通貨ペア名を入力します。
初期設定は「USDJPY-cd」になっています。
ここでは、ドル円のチャートにユーロドルを表示させてみます。
「OverlaySymbol」に「EURUSD-cd」と入力します。
※全角と半角に注意してください。入力は全て半角です。
※通貨ペア名は1000通貨コース「-cd」が必要で10000通貨コースは「-cd」は必要ありません。
YosenColor=陽線の色の設定です。
InsenColor=陰線の色の設定です。
GridColor=グリッド(水平線)とラベルの色の設定です。
Mirroring=「true」にすると高値と安値を反転して表示します。
OverlayCandleWidth=ローソク足の太さの設定です。
status_FontSize=左上に表示されている通貨ペア名と4本値のフォントサイズの設定です。
Status_Xdistance=左上に表示されている通貨ペア名と4本値の表示位置の設定です。
PriceLabel_FontSize=価格ラベルのフォントサイズの設定です。
PriceLabel_Xdistance=価格ラベルの表示位置の設定です。別の通貨ペアを2つ以上表示させるときは、ここの表示位置をずらすと見やすくなります。
パラメーターの設定をして、「OK」ボタンをクリックします。
ドル円のチャートにユーロドルを表示した画像です。
別の通貨ペアを2つ以上表示することも可能です。
日本時間表示インジケーター
FXTFには、日本時間を表示させるインジケーター「FXTF – Japan Time」と「FXTF – JapanTimeLabel」の2つがあります。
「FXTF – Japan Time」と「FXTF – JapanTimeLabel」を表示させた画像です。
「FXTF – Japan Time」と「FXTF – JapanTimeLabel」の使い方は、「MT4で日本時間を表示する方法」をご覧ください。
FXTFオリジナルスクリプトの使い方
取引用のスクリプトは自動売買が可能な状態になっている必要があります。
ツールバーの自動売買ボタンが押されている状態(左の画像)が自動売買可能で右の画像が自動売買不可です。
エントリー用スクリプト
「FXTF – Default Amount」=「FXTF – Quick Buy」と「FXTF – Quick Sell」のロットを設定するためのスクリプトです。
「FXTF – Quick Buy」=買いエントリーをするスクリプトです。
「FXTF – Quick Sell」=売りエントリーをするスクリプトです。
上の3つは、エントリー用のスクリプトで、このスクリプトを使うよりトレードパネルを使ったほうが便利そうなので、使い方は省略させていただきます。
決済用のスクリプト
「FXTF – Close ALL Positions」の使い方
このスクリプトは一括決済用で全てのポジションを決済することができます。
※スリッページなどの発生で、決済されないポジションが出る場合があります。
※スクリプトを使って取引をする場合は、自動売買が可能な状態になっている必要があります。
「スクリプト」内の「FXTF – Close ALL Positions」をチャート上にドラッグ&ドロップをするか、「FXTF – Close ALL Positions」をダブルクリックをすると、保有ポジションが全部決済されます。
この時、確認メッセージなどは出ないで決済されます。
「FXTF – Close Positions by Symbol」の使い方
このスクリプトは通貨ペア別の一括決済になります。
※スリッページなどの発生で、決済されないポジションが出る場合があります。
※スクリプトを使って取引をする場合は、自動売買が可能な状態になっている必要があります。
「スクリプト」内の「FXTF – Close Positions by Symbol」を決済したい通貨ペアのチャート上にドラッグ&ドロップをすると、通貨ペアに対応するポジションが全て決済されます。
「FXTF – Close Positions by Symbol」をダブルクリックして決済する場合は、現在、選択されているチャートの通貨ペアが対象になります。
上の画像では、「EURUSD」が選択されている状態です。
チャートをクリックするか下の赤枠のタブをクリックすることで、チャートを選択することができます。
「FXTF – Quick Close Reverse」の使い方
このスクリプトは通貨ペア別の「ドテン」をするスクリプトです。
※スリッページなどの発生で、決済やドテンのエントリーがされないこともあるので注意してください。
※スクリプトを使って取引をする場合は、自動売買が可能な状態になっている必要があります。
「スクリプト」内の「FXTF – Quick Close Reverse」をドテンしたい通貨ペアのチャート上にドラッグ&ドロップをすると、通貨ペアに対応するポジションが決済されて反対側のエントリーをします。例えば、買いのポジションを持っていたとすると、買いポジションを決済して売りのエントリーをします。
「FXTF – Quick Close Reverse」をダブルクリックしてドテンする場合は、現在、選択されているチャートの通貨ペアが対象になります。
上の画像では、「EURUSD」が選択されている状態です。
チャートをクリックするか下の赤枠のタブをクリックすることで、チャートを選択することができます。
※当サイトに掲載されている全ての情報は、正確性、信頼性、有益性などを保証するものではありません。スクリプトなどの使用は必ず自己責任でお願いします。