MT4にはMQLと言うプログラム言語が装備されていて、それを扱うためのメタエディターが付属しています。このメタエディター使うことで自動売買に必要なEAやインジケーター、スクリプトなども作ることが出来ます。
目次
メタエディターの起動
赤枠のところを押すか、「ツール」から「メタエディター」を選んでメタエディターを起動させます。
これがメタエディターです。初期状態では英語表示になっていると思います。
メタエディターの日本語表示
日本語表示にする方法を説明します。
「View」をクリックして「Languages」にマウスポインターを合わせると言語の一覧が出てくるので「Japanese」をクリックすます。
メッセージボックスが出てくるので「Restart」を押して再起動させます。これで日本語表示になります。
ちなみに、「Later」を押した場合は、次にメタエディターを起動した時に日本語表示に変わります。
EAのテンプレートの作り方
赤枠の新規作成を押します。
MQLウィザードが立ち上がるので「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」を選択して「次へ」のボタンを押します。
ここで入力した名前がEA名になります。ここでは「Test」と入力しています。最初の「Experts」はフォルダ名です。
追加ボタンは、EAのパラメータを追加するボタンです。ここでパラメータを設定するとテンプレートにパラメータのコードが追加されます。ここで設定しなくても後でコードを書いてパラメータを追加することが出来るので、このまま「次へ」のボタンを押します。
「OnTimer」は、説明にある通りタイマーイベントで呼ばれる関数で、一定間隔で処理をしたいときなどに使います。
「OnChartEvent」は、チャート上でマウス操作やキー操作をしたときに呼ばれる関数です。
今回は、テンプレートを作ってみるだけなので、何もチェックしないで「次へ」のボタンを押します。
「OnTester」は、バックテストの時に呼び出される関数で、最適化結果に独自の項目を表示させるなどのことが出来ます。
ここもチェックをつけないで「完了」のボタンを押します。
ちなみに、「OnTimer」、「OnChartEvent」、「OnTester」は、チェックをつけるとテンプレートに関数のコードが追加されます。これも、コードを書くことで後から追加することも可能です。
EAのテンプレートの完成です。Test.mq4ファイルがExpertsフォルダの中に作られています。
コンパイルしてEAを作ってみる
完成したテンプレートを何も書かずにそのままコンパイルのボタンを押します。
コンパイルをするとTest.mq4からTest.ex4が生成されてExpertsフォルダの中にTest.ex4ファイルができます。すでにTest.ex4ファイルがある場合は、コンパイルをするごとに上書きされます。
MT4のナビゲータを見ると「Test」EAが出来ています。チャート上にドラッグ&ドロップをするとちゃんと稼働します。まあ、稼働と言っても中身を何も書いていないので、ニコちゃんマークが表示されているだけの何もしないEAです。もちろんエントリーなども一切しません。
フォントの変更
デフォルトでも問題なさそうですが、OSやメタエディターのバージョンによっては文字化けすることもあるようなので、フォントを変更しておいた方が良いかもしれません。
ツールからオプションをクリックします。
フォントのタブを選択します。
「フォント:」を、MSゴシックを選んで、「スクリプト:」を日本語にします。
※文字化けなどしていなければ、どれを選んでも問題ないと思います。ここでは一番無難そうなMSゴシックを選んでいます。
タブサイズと自動名前リストの設定
一般のタブを選択します。
「タブサイズ:」 ここでタブサイズの設定ができます。デフォルトでは3ですが、一般的には4が多いと思います。
「名前の表示文字数:」 自動名前リストの文字数の設定です。自動名前リストとは、コードを書くときに、最初の数文字を書くと入力候補のリストが出てくる機能のことです。例えば、ここを2にすると最初の2文字で入力候補のリストが出てくるようになります。
ツールバーのカスタマイズ
赤枠のところで右クリックします。
「カスタマイズ」が出てくるので、これをクリックします。
「挿入ボタン」 左側のボタン一覧から必要なボタンを選択して「挿入ボタン」を押すとツールバーに追加されます。
「削除ボタン」 右側のボタン一覧から必要のないボタンを選択して「削除ボタン」を押すとツールバーから削除されます。
「上へボタン」 右側のボタン一覧から、順番を変えたいボタンを選択して「上へボタン」を押すと上に移動します。「ツールバーでは左側に移動します。」
「下へボタン」 右側のボタン一覧から、順番を変えたいボタンを選択して「下へボタン」を押すと下に移動します。「ツールバーでは右側に移動します。」
「リセットボタン」 ツールバーを初期状態に戻します。
ここで必要のないボタンを削除して必要なボタンを追加することで、ツールバーを使いやすいようにカスタマイズすることが出来ます。個人的には、「コメント行」、「コメントを外す」、「検索」、「置換」、「戻す」、「繰り返し」などを追加して使っています。
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